虫カゴ

(1)これはずるい! 株カンニング投資術(ダイヤモンド社)

個人的には、信頼に足る個人投資家のサイトがたくさん紹介してあり、その紹介の理由が記載されているのかと思って購入しました。もし、そういった書籍であれば、そのサイトに記載されている銘柄を自らの投資対象に加えるという手法は、信頼度がある程度高いと思われるからです。

ところが、この書籍は、それこそサイトを適当に回れば入手できる情報ばかりを、「これを知らないと大変なことになる」と吹聴するだけのものです。有用なサイトを紹介するのであれば、その道に徹すればよいものを、そういう書籍でもなく、非常に中途半端なツクリになっています。

結局のところ、内容的には極めて乏しい書籍と言わざるを得ず、投資に役立つというレベルからはほど遠い印象です。アマゾンの評価は、「甘すぎる」と思われるほどです。

決して買わないようにしてください。(2019年1月3日記載)

(2)世界一安全な株のカラ売り(ぱる出版)

アマゾンの評価が高かったので買ってみましたが、この本はいけません。何ら理論的な、確率的な根拠なく、チャートパターンでトレードを薦めているからです。トレードは、そんなに簡単なものではありません。

また、他の書籍からの剽窃と疑われかねない箇所が複数あり、ある意味危険な書籍と言えると思います。

例えば、P35の株価、短期戦、長期戦の並びで状況判断!は、「移動平均線の新しい読み方(かんき出版・野坂晃一/増田克実)」のP42に記載されている「移動平均線の位置で見た相場サイクル」と全く同じです。

また、P36にある記載「移動平均線はその期間の株価の平均値ですが、それは、その期間中に株の取引をした投資家たちの平均的な買い値、売り値と考えることもできます。」は、FXチャートリーディングマスターブックのP63の記載「移動平均線は、その期間のマーケット全体の売り買いの平均コストを表している」を参考に記載したものと考えられます。

さらに、「チャートリーディング」という言葉も2度使われ、後半では、「移動平均線リーディング」という、もはや意味不明の概念が用いられている等、かなり支離滅裂です。

いずれにしてもトレードの参考になる部分は皆無で、この本を買うと、全く無駄に1620円を捨てることになってしまうことでしょう。(2019年1月29日記載)

(3)株は技術だ!(ぱる出版)

上記(2)の書籍の内容があまりにも酷いものだったため、たまらず前の著作(本書籍)も読んでみたくなってしまいました。

結論から言うと、トレードには何の役も立ちません。「ひたすら練習しろ」ということが書いてあります。

で、その「練習」なのですが、P160に、いきなり「リーディング練習」という言葉が登場します。(ただ、「チャート」と「リーディング」という言葉が微妙にクロスするものの、「チャートリーディング」という言葉は登場しません。)

P175には、1月22日のある銘柄の日足のチャートが示され、次に翌日の日足のチャートが示されます。また、1枚めくったP176には、さらにその翌日の日足のチャートが示され、これは、まるでどこかの誰かが推奨している、「チャートリーディング」そのものじゃないのか? という印象を受けます(まあ、いいですけど)。

いずれにしても、この書籍を読んでも得るところは全くありませんので、間違ってもご購入なさらないことを強くお勧めします。(2019年2月10日記載)

お問い合わせ

Inquiry