チャートリーディング・井上です。
カジノに関する議論が色々出ていますね。経済的な効果やギャンブル依存症のことも。
個人的には、あまり経済的な効果はないと思いますが、日本は色んな意味で健全な国なので、カジノはカジノで認めてもよいのではないかと思います。
それよりも大事なことは、ギャンブルに対して許容性の薄い日本人に対する「教育」ではないでしょうか。
例えば、投資に対する結果収益がどうなるかという意味では、生命保険はブラックボックスがあまりにも多すぎます。パチンコにしても同じ。換金率を店頭で発表しているところは皆無ですし(笑)、期待値がわからない状態で勝負することを余儀なくさせられているパチンカーが大半という状態がそれを象徴しています。
一方、FXや株式投資は、手数料が明示されていますので、ある意味健全なギャンブルと言えるでしょう。
親子で訪問できるようなカジノが実現して、ギャンブルというのはこういうことなんだよ、、、という風に、親が子どもにギャンブルを教えることができればベストですが、多分、こういうことにはならないだろうな~という風にも思います。日本は、投資やギャンブルに対する教育が欠けていますよね。大学を出た瞬間に資本主義社会に晒されるのに、あまりにも教育が欠けているのでは・・・ここ数十年、私はずっとそんな風に感じています。人生そのものがギャンブルなのに、それを教えてくれる機会があまりにも少ない。
カジノと言えば、ロンドンに住んでいた頃、1ポンドのチップを握りしめてカジノで頑張っていた自分がいました。ただ、一方で、50ポンドチップをワンショットで30枚も40枚も賭ける輩がおり、経済格差を身を以って感じた経験もあります。
カジノが認められると、パチンコはどうなるのかな-パチンコが健全なギャンブルであることを標榜するのであれば、換金率の明示は最低限必要ではないかと思いますが。。。
色んなことを整理するには、まだまだ時間がかかりそうですね。
※ 「チャートリーディング」は、当社代表・井上の登録商標です。