チャートリーディング・井上です。
遅まきながら、証券アナリストの合格証書をプロフィールのところにアップしました。
私が証券アナリストの資格を取得したのは、平成5年のことです。合格率自体は当時も4割くらいと、それほど難易度の高い試験ではないのですが、
「試験時間があまりにも長く、手が動かせないくらいの分量の筆記試験が実施される」
これが苦痛で、受験のときは二度と受けたくない・・・という気持ちが合格のモチベーションになったことを今でも覚えています。学習範囲が広く、途中で挫折してしまう方もたくさんいらっしゃいます。そういう意味では、「試験会場へ出向くのが難しい試験」とも言えます。
証券アナリストの資格については、公益財団法人日本証券アナリスト協会のサイトにも記載がありますが(こちら をご覧になって下さい)、私なりの考えを以下に記載しておきます。
1つの例を挙げるとすると、保有資産を分散することによって、リスクが軽減されることが知られていますが、証券アナリストの勉強を通じて、実は、これを理論的に勉強することができます。証券アナリストの試験科目は多岐にわたりますが、個人的には、上記の分散効果を学習することだけでも十分な理論武装だと感じます。
また、いわゆる「ファンダメンタルズ分析」についても、かなり細かく学習します。
私自身は、あまりファンダメンタルズについてのコメントを書きませんが、セミナーでは、ファンダメンタルズについてかなり触れています。そのベースになったのが証券アナリスト試験の勉強だったという点は個人的にはものすごく感じています。
ファンダメンタルズを語る方はたくさんいらっしゃいますが、ファンダメンタルズ分析をしっかり学習された方はそれほど多くないように感じることがあります。
私が合格した当時は、証券アナリストは金融機関の人にしか受験資格がなかったように記憶していますが、今はどなたでも受験可能となっているようです。チャレンジャブルな方がいらっしゃいましたら、挑戦してみてはいかがでしょうか? ただし、2次レベルの合格には、かなりの労力(+忍耐力)が必要であることは覚悟しておいて下さい(笑)。